コーヒー豆の保存はどうするの?

店頭でも通販のお客様にもよく聞かれます。基本は、新鮮なうちに消費するのがベストです。コーヒーも生鮮食品ですから鮮度は命ですよね。「豆のまま」なら常温で湿気が弱く日が当たらない静かな北側の場所。「挽いた豆」なら冷蔵庫のチルド室がおすすめです。冷凍保存は…?、よく聞かれますが、結露するのでおすすめしてません。それに、販売しているものが常温で、保存は冷凍というのは矛盾してると思うからです。気になるなら冷蔵チルド室で十分です。

もう一つ、出来るだけきちんと密封してください。ジプロックやタッパ、瓶や缶を利用する場合は、専用の袋から出さずにそのまま容器に入れて保存してください。豆や粉を直接容器に移してしまうと、コーヒーの油分が付着し酸化の原因ともなります。専用の袋は空になったら廃棄すれば容器は清潔ですので安心です。

通販などで1㎏以上お買上げの場合、しばらく封を開けない場合は冷凍保存で眠らせておくのはいいでしょう。熟成と考えればなおさらいいです。ただし、結露には十分注意してください。保存性の高い専用袋なら内側に結露が出てしまい、余計な水分は劣化を速めてしまうからです。

きちんとした店で、信頼おける店のコーヒー豆でしたら、そんなに心配は要りませんのでご安心してお楽しみください。逆に少し寝かせた方が、落ち着いて旨みや甘みが増すこともありますのでお試しあれ!

 

オリンピックの波に乗って

千葉県外房総一宮町(人口約12,000人、半数は移住者)は、九十九里の最南端に位置し、東に太平洋の美しい砂浜、西に丘陵台地を控えた風光明媚で温暖な地域です。東京2020オリンピック(サーフィン競技会場)の追い風を受け、JR上総一ノ宮駅の東口開発、自然公園にトイレ他の機能を備えた恒久施設を整備。宿泊施設や新しい飲食店・ショップの出店も目につきます。市街地においては玉前神社社殿修復が完了し多くの参詣客が訪れます。

一宮海岸から釣ヶ埼海岸(通称志田下、波乗り道場と呼ばれる)は、毎年プロ・アマのサーフィン世界大会が開かれるほど良質な波が立ち、年間を通じてサーフィンが楽しめ(年間約60万人が訪れる国内有数のサーフスポット)、東京近郊からもアクセスがよく、緑と海と太陽に恵まれた屈指のリゾート地として注目を集めています。

また、TONEGAWA COFFEEのコーヒー豆も直売している、JR上総一ノ宮駅前観光施設「一宮版サーフォノミクス」(建設中)が、今年4月にリニューアルオープンします。千葉県の農業・商工業・観光を結ぶ拠点として、より発展が期待される、サーフィンと生きる町一宮サーフタウンです。

我が町をちょこっと紹介させていただきました。

コーヒーのカフェインに驚きの予防効果が!

血中のカフェイン濃度を調べて神経難病の「パーキンソン病」を診断する手法発見したと、順天堂大などのチームが米科学誌に発表した。患者はコーヒーなどに含まれるカフェインを小腸から吸収する力が弱いため、血中濃度が低く発症につながっている可能性があるという。

チームは、コーヒーなどのカフェインに発症予防効果があるとの報告に着目し、患者108人と健康な人31人からら血液を採取しカフェイン濃度を比較した。摂取するカフェイン量は同じでも、患者の血中濃度は健康な人の1/3だった。さらにカフェインと9種類の関連物質を調べれば、発症初期でも病気を診断できると確認。カフェインには脳の神経の細胞を保護する作用があり、小腸からの吸収す力が低い人は神経が傷つきやすいとみられる。

パーキンソン病は通常、症状や画像から診断するが、発症初期は判断が難しいので、血液検査で診断できれば簡単に早期治療にもつながる。チームは今後、血液検査で発症前の予備軍を探す方法やカフェインを皮膚から吸収させるパッチの開発を目指すそうです。

なにかと嫌われている「コーヒーのカフェイン」ですが、正しい知識と摂取する意味や量を理解していれば問題ないということです。コーヒーと健康については今後も目を光らせ最新情報をお届けします!

コーヒー豆とにらめっこ!

皆さん、コーヒー豆をよく観察したことありますか?まず基本的に小さいより大きい方がいいです。そして粒が揃っていること、焼き色が均一かどうか。

もっと細かく言うと、豆の表面の「しわ」がきちんと伸びきっている(膨らんでいる)か、割ったとき表面と中が同じ色に近いか。中のチャフ(薄い皮)まできちんと火が通っている(触れば分かります)か。ハンドピック(欠点豆を取り除くこと)はきちんとされているかです。

コーヒー豆の粒(大きさ)、焼き色が揃っているということは、完熟手摘みの証拠となり、煎りむらが出ていないことを示しますので確認してみてください。ちなみに上記の画像はダメな例のコーヒー豆です(TONEGAWA COFFEEの豆ではありません)。

コーヒーの焙煎も料理と同じです。新鮮でよい素材を強火で焼いて旨みを引き出す。当たり前のようなことですが、感性と仕上がった味をきちんとイメージ(把握)しているのかが大事。焙煎マスターの好物で得意なのは「焼き餃子」です。これが上手に焼けなければコーヒーの焙煎は語れないと思ってます。

「餃子」をきちんと焼くと、中はジューシー、外はパリパリに程よく焦げ目があって触感がいいですね。素材の水分を利用し、蒸らしながら火を通して旨みを引き出す。表面をしっかり焼いてそれを閉じ込める、決して焦がし過ぎはダメ。実はコーヒーの焙煎もイメージは同じなんです。「餃子」を食べる時ちょっと思い出してみてくださいね。

コーヒーの淹れ方、濃度のアドバイス

お正月も成人式も過ぎ、バレンタインまではスウィーツと一緒に楽しむ機会が多いコーヒータイムですが、春に向け徐々にまろやかな口当たりを好むお客様が増えてきます。

ご質問で多いのが、ご夫婦やカップルさんなどで「ご主人はやや濃いめ。奥様は少しまろやかな感じがお好みの場合はどうしたらいいのですか?。」

抽出とは「濾すのではなく、お出汁をとるように淹れる。」ここが大事。簡単に言うと、やや濃いめに抽出すればいいのです。濃く淹れるには、コーヒー豆の量を増やす。豆をやや細かめに挽く。抽出時間を長めにとれば濃く淹れられます。

そのコーヒー豆の味を確かめるためにも、初めから薄く、ただ濾したような表面だけの味ではボケてしまい判断できません。やや濃いめに正しく抽出されたコーヒーなら少々薄めても味はボケません。そうです、お出汁と同じなのです。

ハンドドリップでも、コーヒーメーカーでも、他の抽出器具でも、最初はやや濃いめに抽出してください。それをカップに移し味を確かめてから、そこにお湯を一滴二滴注して試してみてください。お好みのポイントがピンとくる量が簡単に見つかります。次はそのポイントで抽出すれば一発で決まりますので無駄がありません。

逆に、一滴二滴湯を注して味がボケてしまうのは抽出が正しくないと判断してください。せっかくの旨みやコクを捨ててしまってはもったいないです。お出汁と一緒という意味が分かっていただけたでしょうか。

ご質問のお答えとして「ご主人はやや濃いめでそのまま、奥様はやや薄めて飲めば解決です。」寒いときや濃厚なスウィーツと楽しみたいときはやや濃いめ。モーニングや爽やか気分の時は少し薄めてまろやかに飲めば満足していただけます。

もう一つ、豆の量、挽き加減、抽出時間やお湯の温度を色々試したいのなら、思い切ってチャレンジしてください。少々変えたくらいではその差はよく分かりません。豆の量を倍にしてみたり、極細、粗挽きにするとどうなるのか?およそ3分の抽出時間を6分かけると…?湯温を沸点からすぐと、70度程度だとそんなに変わるのか?ご自分の感覚で試してみてください。そこまでやると結構分かりますよ。。